アデアムのスライミーブログ

ヌメりのある記事を更新していきます

昔のおかあさんといっしょについて

私は小さいころ、NHK教育の番組が好きでよく見ていた。

特におかあさんといっしょが好きで、その中でもうたのお兄さんとうたのお姉さんが童謡を歌ってくれるコーナーが始まると狂喜乱舞し、空は怒り、海は割れ、大地は砕けた。

大半の曲の歌詞は正確には覚えていないのだが、メロディは大人になった今でも覚えてるものが多く、たまにメロディを頼りに曲を探したりして「ああそういえばこんな歌詞だったなあ」とか「小さい頃は理解できなかったけどこんな歌詞だったんだ」とか思い出しながら昔を懐かしむことがある。これが意外と楽しい。

先日もそんな作業をしていると「クシカツはいっぽん」という曲を発見した。この曲も歌詞は正確に覚えてないけどメロディは覚えている曲であったのだが、その歌詞を大人になって確認してみると驚愕した。以下が問題の歌詞である。ついでに動画も載せておく。

クシカツはすきですか
ハハン ハハン ハンブン
クシカツはにがてですが
ハハン ハハン ハンブン

おにくはいいけどたまねぎはムググ(ムググ)
かみつくゆうきがひつようです
パンこからめたころものしわざで(あれれ?)
どっちかなのドラマがおきるのです

クシカツはいっぽんクシカツはいっぽん
いっぽんなのです
ぜんぶまとめてクシカツなのです

クシカツはすきですか
ハハン ハハン ハンブン
クシカツはにがいですが
ハハン ハハン ハンブン

たべたとおもったらまたつぎもグニュニュ(グニュニュ)
たまねぎつづきはかなしいです
だけどソースとがまんのおかげで
まってました おにくが いきるのです


クシカツは ひとすじ クシカツは ひとすじ
ひとすじなのです
どれもだいじな えいようなのです

クシカツはいっぽんクシカツはいっぽん
いっぽんなのです
ぜんぶまとめてクシカツなのです

カツ!

youtu.be

いやダメだろ
大雑把なツッコミで申し訳ないがそうとしか言えない。
一番はまだいい。肉と玉ねぎはパン粉を絡めてカツにしてしまうと見た目が同じようになってしまい、かぶりつくまではどちらか分からないという趣旨だし。
最後「ぜんぶまとめてクシカツなのです」って言ってるから、玉ねぎもひっくるめてクシカツという料理は完成すると主張してるようにも見える。

問題は二番だ。一番で玉ねぎを軽くディスってたから、子どもが玉ねぎを好きになるように二番ではフォローが入るかと思いきやまさかの全否定。
「グニュニュ(グニュニュ)」じゃないんだよ。あなたは今までかつて玉ねぎを噛んだ時の擬音が歌詞に使われてるのを目撃したことがあるか?
「たまねぎつづきはかなしいです」「だけどソースとがまんのおかげで」ここら辺の歌詞に至っては直接玉ねぎ不味いって言ってるみたいなもんだからな。淡路島で歌ったら取り囲まれてリンチにされそうな歌詞だ。

こうなってくると最後の「カツ!」と大声で言う場面も歌詞に言及された作詞者の逆ギレにしか聞こえなくなってくる。

まあここまで色々と言ってきたが、私はこの歌が好きだしコミカルなリズムと特徴的な歌詞で耳に残ってる同年代の人も多いのではないかと思う。(私は歌詞を覚えてなかったが。)
今のテレビならこのような歌を放送したらクレームが来て即座に別のものに差し替えられるだろうが、まあ昔のテレビはおおらかで良かったということで。今回はまとめさせてください。