アデアムのスライミーブログ

ヌメりのある記事を更新していきます

オリジナル童話 桃から生まれしもの

あるところにおじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは牢獄に幽閉されておりましたがおばあさんは川へ洗濯に行きました。
すると川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
おばあさんはそれを家へと持ち帰りました。
家に帰って桃を割ってみると中から元気な赤ん坊が出てきました。
おばあさんはその子を「桃の中に幽閉されていた」ところから雄平と名づけました。
雄平はスクスクと育ち、立派な青年になり「雄平、鬼ヶ島に鬼を幽閉しにいく」と言い出しました。

彼は一人称が自分の名前のタイプの男の子でした。
おばあさんは雄平のことを正直気持ち悪いと思っていたので快く送り出しました。
キビ団子などは持たせませんでした。
雄平は鬼ヶ島に向かう道中、イヌサルキジに会いましたがキビ団子がどうこううるさいので全員幽閉しました。
そして鬼ヶ島にたどり着きました。鬼ヶ島では既に鬼が幽閉されていました。
実は牢獄に幽閉されていたと思われていたおじいさんが単独で鬼ヶ島に乗り込み鬼を幽閉していたのでした。
めでたしめでたし。
雄平は青春の全てを鬼の幽閉に捧げた割に得るものは何もなかったので自主的に自室へと幽閉されました。

おしまい。

 

高校生の時、地域ボランティアでオリジナル童話を作って紙芝居することになったんでこの話を考えたんですけど。案の定許可されなかった上にこんな話を作った贖罪としてボランティア当日みんなが紙芝居してる中一人だけ便所掃除してました。

供養の意味でブログに載せたいと思います。