アデアムのスライミーブログ

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コンビニバイト時代のエピソードで打線組んだ

コンビニバイト時代のエピソードで打線組んでみました。
ところで「打線組んだ」ってめちゃくちゃ人を惹きつける表現ですよね。絶対に「〇〇ランキング発表」よりも「〇〇の打線組んだ」の方が目がいきますもん。
この打線組んだの魅力について私と一緒に語り合いたい方は是非私の家まで来てください(不法侵入で通報します)
前置きはこれぐらいにして打線発表です。

1 遊 コーヒーマシンが壊れていただけで警察を呼ばれる

2 二 53歳のフリーターに説教くらう

3 一 アダルト雑誌のレイアウトを常連に褒められる

4 三 サラリーマン、おでんに財布を落とす

5 左 パートの方々と53歳のフリーターの抗争に巻き込まれる

6 右 妖怪カード確認ジジイ

7 中 元ヤン店長が臭かった

8 捕 中国人留学生が一気に帰国した結果

9 投 53歳のフリーター、誤認逮捕


【解説】
1 遊 コーヒーマシンが壊れていただけで警察を呼ばれる
いつもアイスコーヒーを頼む常連の客がいたのですが、その人がいつも通りにアイスコーヒーを頼んだ時にたまたま機械が不調だったので「すみません、機械が故障しているみたいで今はアイスコーヒーお売りできないんですよ」と返したら、なぜかめちゃくちゃに激昂されて警察を呼ばれた。
ただ、警察を呼ばれただけで警察が来た訳では無い。
その客は「はぁ!?いつも利用してやってるのに嫌がらせすんのか!もう警察呼ぶからな!」みたいな事を言って店の外に出て電話をかけてたが、そこでもキレてて最終的にスマホを地面に叩きつけてたので多分電話に出た警察官に一笑に付されたんだと思う。


2 二 53歳のフリーターに説教くらう
私が働いてたコンビニでは53歳のフリーターが働いていた、別に人生なんて色んな形があるし、50代でフリーターである事に特に偏見は抱いてなかったが、単純にそいつは嫌なやつだった。
性格を例えるならばこち亀両さんから人望と男気を抜いたような性格で、ただガサツでデリカシーがなく、なおかつがめつかった。
このフリーターはなぜか私に対して当たりが強く、事あるごとに説教をしてきた。
ある日、私はストレスが溜まっている状態で出勤した。
ただこの日はそのフリーターとは同じシフトではなく、仲のいい大学生とのシフトだったので幾分気は楽ではあった。
しかし、なぜか勤務中にそのフリーターが客としてやってきた。
そして「(有効期限の切れている)クーポン使わせろ」と言ってきた。
私は断ったのだが、そうすると「お前そんなんじゃ社会で通用しねえぞ」と言われた。
そこで私はキレて「まあ社会に出てない人にそんな事言われたくないですけどね」と返した。
この日から私と53歳のフリーターとの仁義無き戦いが始まった……

3 一 アダルト雑誌のレイアウトを常連に褒められる
コンビニのPOSシステムというのをご存知だろうか?
コンビニでは購入した商品の情報が残るので、店舗はその購入情報を基に売れ行きを予測し、商品の仕入れをするというシステムである。
※これは俺が適当に説明してるだけなので「ちゃんと説明できてない、やり直し」等のコメントはやめてくださいお願いします。
そのシステムの仕様なのか、うちの店舗はいやに熟女系のアダルト雑誌が多かった。
アダルトコーナーでは熟女系の雑誌が幅を利かせており、パッと見「熟女系の雑誌しかないんじゃないか?」と見まごう程であった。
しかし、熟女系の雑誌を買うような人は臆面もなくレジに並ぶことが多い。
対してアダルトコミックを買う人は隠すようにしてレジに持ってくる人が多いという事に気がついた。
「このままではアダルトコミックを買いたいシャイなお客様が、パッと見でアダルトコミックを見つけられず購入を断念してしまうかもしれない」そう考えた私はアダルトコミックを前面に押し出した陳列に切り替えた。
その結果、お客様から「あれ、ここのコンビニって快〇天入荷してたんですか?」と言われた。私はそれに「いえ、前々から入荷してましたよ」と答えた。すると「そうなんですか。わかりやすい場所に置いてあったので買いやすかったです」とお褒めの言葉を頂けた。

4 三 サラリーマン、おでんに財布を落とす
サラリーマンがおでんに財布を落としました。
それだけです。
おでんは廃棄になったんですけど、そのおでん代をサラリーマンに請求するのは流石に可愛そうだったので辞めておきました。

5 左 パートの方々と53歳のフリーターの抗争に巻き込まれる
前述した53歳のフリーターはバイト、パートのほぼ全員から嫌われていた。
ある日、何がキッカケなのか分からないがパートの方々の怒りがマックスに達したようで「53歳のフリーターを辞めさせてください。そうしないと私たちが辞めます」といった内容の声明を店長に向かって出していた。
それに対し53歳のフリーターは「いや、俺が一番仕事出来るし辞める理由はない。」との反論をしていた。
それを受けた店長はあくまで中立の立場を取りつつも、パート側には53歳のフリーターを毛嫌いしないように、53歳のフリーター側にはとりあえず風呂に入るように言っていた。
私は53歳のフリーターは嫌いだったが、就業規則に違反してるわけでもないし別に辞めさせる必要は無いと考えていた。
しかし、パートの方々に「アデアム君の方から店長に直接53歳のフリーターを辞めさせるように言ってくれない?一番被害受けてるの君だと思うから、直接の被害者が言えば納得すると思う」と言われた。
店長にその事を相談すると「そんな事言われたのか。でもパートの方々は自分の受け入れられないものを排斥しているだけ、53歳のフリーターが去ったら次は君かもしれない」と言われた。
職場で各々の欲望が渦巻き、騙し騙されが行われてライアーゲームみたいになっていた。

6 右 妖怪カード確認ジジイ
「カードお持ちですか?」と聞かないとめちゃくちゃキレるジジイがいた。
私はそれをどう考えても人間の所業と思えなかったので、妖怪の一種と断定し、妖怪カード確認ジジイと名付けた。
そんな妖怪カード確認ジジイが、レジにう〇い棒を持ってきた時、私はキレられたくなかったので「カードお持ちですか?」と聞いた。
すると「う〇い棒やったら200円以下やからポイントつかんやろが!舐めてんのか!」とキレられた。
妖怪カード確認ジジイが妖怪結局なんでもキレるジジイにランクアップした瞬間である。
それ以降妖怪結局なんでもキレるジジイに対してはカードの確認をするか否か考えて接客しないといけなくなったのでまたもやライアーゲームみたいになっていた。

7 中 元ヤン店長が臭かった
店長は元ヤンであった。
基本的にはいい人なのだが、たまに元ヤン特有の痛さみたいな部分が出てくるのでそこだけ苦手であった。
前述のパートと53歳のフリーターとの抗争が巻き起こった時、店長は責任を感じたのか、スタッフルームのホワイトボードに「人間関係が拗れることもある。でも俺たちは同じ店舗の仲間だろ。認めあっていこう。」みたいな内容のくっさい文章を書いていた。
私はそれを見て「ROOKIESかよ」と思った(ROOKIES読んだことないけど)
元ヤン店長の臭さがいかんとなく発揮されたエピソードである。

8 捕 中国人留学生が一気に帰国した結果
私がバイトを始めた当初、店舗では3人の中国人留学生が働いていた。
全員よく働いてくれて、性格もよかったので彼らと同じシフトに入れた日は気持ちよく仕事が出来た。
特にバイト始めたての私に教育係としてついてくれた龍さんは、夜勤で眠くならない方法(乳首をつねる)や、ムカつく客が来た時のストレス解消法(相手の乳首をつねってる妄想をする)を教えてくれたりして大変お世話になった。
しかし、私がバイトを始めて3ヶ月ほど経った日、中国人留学生が全員祖国に帰るので来月で退職するといった旨を伝えられた。
私は悲しんだが、実は悲しんでる暇などなかった。
なぜなら中国人留学生が抜けた分のシフトがすべて私のものになっていたからである。
これにより私の月の勤務時間は当社比3倍以上になり、夜勤も週4で入ることとなった。
みるみるうちにやつれ、講義にはほとんど行けずに単位を落とし、友達にもDEATHNOTEリュークみたいな顔してるぞと言われた。
このままでは流石にいけないと思い、店長に直談判をしてみた。すると「え?アデアムくん大学生だったの?稼ぎたいって言ってるからフリーターだと思ってた。」と言われた。
結果的にシフトは減らしてもらえたが、落とした単位は返ってこない。もう少し早めに言うべきだったと今でも悔やんでいる。

9 投 53歳のフリーター、誤認逮捕
53歳のフリーター、再再々登場である。
ちなみに53歳のフリーターが誤認逮捕された話ではなく、53歳のフリーターが誤認逮捕した話だ。
全国の53歳のフリーターアンチの方々(主に私)の期待を裏切るような真似をして申し訳ない。
53歳のフリーターが中学生を万引きと勘違いして捕まえたが、何も盗んでいなかったのでその中学生の親や警察にしこたま怒られたという内容である。
ちなみに私はその状況を、初孫を見るような穏やかな顔で見ていた。

いかがでしたか。
コンビニというものは様々な人が利用するので様々な人との出会い、エピソードが生まれると思います。
コンビニバイト経験者の方は「自分はこんな体験をしたぞ」というものを伝えて頂けると嬉しいです。
コンビニバイト未経験の方はコンビニでバイトするのだけはやめましょう(寿命が80年ほど縮まります)