ハローキティの転職活動
キティ「失礼します」
面接官「それではまず出身大学と名前をお願いします」
キティ「サンリオ大学ファンシー学部のハローキティです。本日はよろしくお願いします」
面接官「よろしくお願いします。じゃあ座ってもらえるかな」
キティ「はい。失礼します」
面接官「それでは面接を始めていきます。早速だけどキティさんはなんでうちの会社に転職しようと思ったの?」
キティ「御社の経営理念に共感し、また前職で培ったスキルが御社で働く上で役に立つと考えたからです」
面接官「なるほどなるほど。ちなみに経営理念のどういった部分に共感したの?」
キティ「“国民の皆様に愛される企業であれ”という部分に共感しました。なぜなら私は国民の皆様に愛されていて、その状態が快感だからです」
面接官「愛されることに快感を覚えるの?」
キティ「はい。人気が全ての世界だったんで」
面接官「そうなんだ。さっき「前職で培ったスキルが〜」って言ってたけど、前職は何をしてたの?」
キティ「主に穀物を加工した商品の営業をしていました」
面接官「前職はなんで辞めちゃったの?」
キティ「元々希望してた部署とは違う部署に配属されてしまいまして……」
面接官「どこを希望してたの?」
キティ「文房具や衣類にプリントされる部署ですね。やっぱりキティ業界の花形ですし。」
面接官「でも営業の部署に回されちゃったわけだ」
キティ「はい。でもそこで頑張れば希望の部署に異動できると思ってすごく頑張って社内の営業成績1位になったんですよ。」
面接官「え?すごいね」
キティ「でも結果として上司に「お前には営業の才能があるから他部署に行くなよ」と釘を刺されてしまいまして」
面接官「ありゃりゃ、そういうタイプの上司だったんだね」
キティ「それで思った通りの仕事が出来ないならいっその事転職してしまえと思って今に至るわけです」
面接官「そういう事なんだ。でも営業成績1位ってすごいよね。営業をする上で心がけてた事とかあるの?」
キティ「はい。出来るだけ人目につくゲームセンターやドン・キホーテの入口等で歌いながら大声を出すことを心がけてました」
面接官「え?どういうこと?」
キティ「口では説明しにくいんで実際にやってみていいですか?」
面接官「うん、やってみてよ」
キティ「出来立てのポップコーンはいかが?wwwwwwハローwwwwwwキティwwwwww出来立てのポップコーンはいかが?wwwwwwwwwww」
面接官「不採用です。右手のドアよりお帰りください」