アデアムのスライミーブログ

ヌメりのある記事を更新していきます

尻を塞いだ話

穴があったら入りたい
穴があったら入って身を隠したいほど、恥ずかしくてたまらない様子。

穴があったから塞いだ
今の俺

この記事は前回の記事の続きです
↓前回の記事
https://adeam.hatenablog.com/entry/2020/02/26/141052

前回のあらすじ
おしりが痛くて病院に行った俺、お医者さんから「肛門周囲膿瘍」と診断されおしりを切り開いて膿を出す手術を即日受けることになる。
地獄のような手術を乗り越え一件落着かと思われたが、実は「痔瘻」という病気にもかかっていたことが判明する。
俺の長く苦しい闘病生活が始まるのであった…

前回の記事を読む暇もないほど忙しい人のためにあらすじを用意しましたが、忙しい人はこんな記事読まないので無意味です。

2月末に判明し、その後手術を受けて通院を続けていた痔瘻がようやく治ったので、この記事ではその経過や感想なんかを日記形式で書き記していこうと思います。

俗に言う𝑨𝒏𝒂𝒍 𝒅𝒊𝒂𝒓𝒚(※1)です。

※1 そんな言葉はありません

2月27日(木)
前回の手術を含めて2回目の通院
昨日手術を受けた際、その経過観察をするために明日も来て欲しいとの事だったので来院した。
普通に平日だったがこの時点ではバキ無(バキバキ無職)だったのでかなりフリーダムなスケジュールを組んでいた。
来院の前に肛門を洗ってガーゼも替えてきたのだが、診察前の待ち時間でガーゼが赤く染まるほど出血していた。
卒業式に流す涙と同じぐらいの量の血が肛門から出ていた。肛門が泣いていたとも言える。
診察が終わってお医者さんからの説明を受ける。経過自体は良好とのこと。
また、肛門周囲膿瘍のための手術は昨日終わったが、次は痔瘻を治すための手術をするのでその日取りを決めたいとのことだった。
お医者さんが「でもウチ手術は予約制で水曜日にしかやってないんだよね。また会社とか休める?」と言ってきたがバキ無(バキバキ無職)なので「休むとかじゃないんですよね」と返した。
手術は3月11日になった。

3月11日(水)
3回目の通院
来院前に座薬を2つ入れて来るように前回説明されていたが、座薬が全然入らなくてお風呂場でカスのスフィンクスみたいな体勢になっていた。
手術には鎮痛剤を使うらしく今日いっぱいは車やバイクの運転はNGとのことなので歩いて病院に向かう。
死ぬほど足取りが重かったし、なんなら途中で1回休んだ。
病院に着いて受付を済ませる。
この時間帯は事前予約の手術だけを受け付けている時間帯らしく、ほとんど待つことなく診察室へと通され、今回はどのような手術を行うかの説明を受ける。
今回はシートン法という、痔瘻の中にゴム紐を通して縛る手術の方法をとる。

↓こちらのブログが詳しく解説してくれています
https://daityoukoumonka.com/ziroukoumonsyuuinouyoumatome/setonhou/

簡単に言うと、痔瘻になって膿が溜まっている管(瘻管)の中にゴム紐を通し、徐々にゴム紐を締めていくことで瘻管を脱落させる方法である。

説明が終わり、早速手術へと入っていくが、その前にまず静脈麻酔(点滴)をするために腕に注射を打つ。
右腕に点滴を繋がれたまま、おしり部分に穴が空いている激エロ下着に着替えさせられ、手術台の上に寝かせられる。いよいよ手術開始である。
まず肛門に局所麻酔をするために注射を打つ。
2回連続で注射を打たれている。恐らくお医者さんはキラーマシンである。
実は今回、生まれて初めて麻酔を打つのだが、初の麻酔で2種類の麻酔を打つのは初めてマクドナルドでナゲットを頼んでバーベキューソースとマスタードソースを同時に貰うみたいで少し優越感があった(本当はそんなこと全然思っていませんが、俺は今まで自分の感情に嘘をついて生きてきましたし、これからもそうするつもりです。)
そして少し待つ。麻酔が効いてきたのか頭がふわふわとしてきた。
姿勢が固定されているのでしっかりとは見えないが、どうやらレーザーメスのような機械でお医者さんが俺の肛門を切り開いている。
とんだフロンティアスピリットだが開拓しているのは土地や炭鉱ではなく肛門である。
痛みに関して、痛いは痛いが前回の幻獣ダービー(肛門周囲膿瘍の手術のことです)が痛すぎて自分の中でハードルが上がっていたせいか全然耐えられる痛みではあった。
そうこうしている内に手術が終わる。
かなり複雑化している痔瘻らしく、おしりに3本のゴム紐が埋め込まれた。
毛利元就の「三本の矢」の逸話のごとく、3本が力を合わせて俺を苦しめてくれることであろう。
手術を終わらせて待合室に戻りお会計をする。支払いがコミコミで30,000円ぐらいして、ほとんどNintendoSwitchだなと思った。ポケットモンスター アナル/アヌスだとも思った。
この日は家に帰ってすぐに寝た。

3月12日(木)
4回目の通院
手術後ということで相も変わらずおしりが号泣状態だが、経過自体は良好とのこと。
これからは2週間に1回ペースで通院し、おしりに入っているゴム紐を徐々に締めることで痔瘻の根治を目指す。
ワンピースで言うところの「こっからがケンカだぞ」である。

3月25日(水)
5回目の通院
おしりをリンチされる

4月11日(土)
6回目の通院
おしりをカツアゲされる

4月25日(土)
7回目の通院
おしりを拷問される

5月9日(土)
8回目の通院
おしりを使ったショーが始まる

5月23日(土)
9回目の通院
プリンセスおしり天功

ここら辺は特に書くことがない。
ゴム紐の締め直しのために通院してるがそんなに痛くもないし、締め直しだけなので毎回2分ぐらいで診察が終わる。
強いて言うことがあるとすれば3本のゴム紐を一気に締め直すと肛門に負荷がかかりすぎるため先に2本だけ締め直しているということぐらいだろうか。全然毛利元就の教えを守っていない。
あとプリンセス天功のことを調べてみたら今61歳らしくてびっくりした。

6月6日(土)
10回目の通院
この日の診察で3本あったゴム紐のうち1つが脱落していることが確認された。
三本の矢になぞらえて言うと毛利隆元の死没である。
嬉しくて小躍りをし、帰りにケーキを買って帰った。

6月20日(土)
11回目の通院
この日の診察で残り2本のゴム紐のうち1つが脱落していることが確認された。
三本の矢になぞらえて言うと吉川元春の死没である。
嬉しくて小躍りをし、帰りにパウンドケーキを買って帰った。(お金をおろしてなくて財布に200円ぐらいしか入ってなかったため)

7月4日(土)
12回目の通院
最後の1本のゴム紐を締め直していく。
手術後から今まで全然触ってなかったが、ほとんど取れかかっているとのこと。

7月6日(月)
ついにおしりに入っていたチューブが全て取れた。
トイレで用を足した後、違和感を覚えたので指で触って確認してみるとチューブがあるべきはずの場所に無かった。
一瞬「もうチューブがない状態の方が違和感覚えるようになっちゃってるんだな」と思ったが今はそんなことはどうでもいい。
便座を見てみると水の上に取れたチューブが浮かんでいる。
あまりの感動に写真を撮ってツイッターに載せようと思ったが、普通にうんことかも浮いてるし載せたらアカウント凍結不可避なのでギリギリのところで踏みとどまった。
これで(恐らく)痔瘻は完治した。
後は最後に1回だけ病院に行ってお医者さんに診てもらうだけだ。

7月18日(土)
13回目、恐らく最後の通院である
通院回数が不吉な数字だがこれもしかして再発してるんじゃないのかと待ち時間ずっと思っていた。
めちゃくちゃ混んでて1時間ぐらい待った。
待ち時間中ずっと「再発してたら嫌だなあ」とか「クレープ屋さんって楽しそうだけど実際は苦しいことや辛いことも多いんだろうなあ」と思いながら過ごした。
そうこうしている内に名前を呼ばれたので、診察をしてもらい、お医者さんから説明を受ける。
痔瘻自体は治ったらしいが、また再発する可能性もあるし1ヶ月後ぐらいにまた来て欲しい、痔瘻とは別に肛門がちょっと切れているので切れ痔用の薬を渡しておくとの説明を受けた。
手放しでは喜べないが、少し安心した。
こうして俺の5ヶ月弱にわたる闘病生活はひとまず幕を閉じたのであった。

総括
おしりを大事にしようね